中華オーディオの話 ~sabaj DA3編~
どうも。
突然ですが皆さん音楽を聴くときはどんな風に聴いていますでしょうか?
ウォークマンって人もいればスマホそのまま、またはアンプとかつなげて聴いてる!!!
とか。
ワイヤレスの人が一番多いのでしょうか...
とにかくどんな機材を使っているにしても。
大体の人が有名かつ信頼のおけるメーカーの機材を使っているかと思います。
さて。今回からそんな有名かつ信頼のおけるメーカーとはかけ離れた、中華オーディオについての新シリーズ記事を始めていこうかと思います。
かなり長いので続きからどうぞ。
今回紹介するのは、少しマニアックな機材ですがPCおよびスマートフォン用のDAC兼ヘッドホンアンプ、"Sabaj Da3"です。
以下商品リンクです↓
DACアンプが何かは前にも少し触れた気がしますが、改めておさらい。
まず前提として、デジタル機器であるスマホやPCで聴く音楽はすべてデジタルのデータです。
これらのデジタル機器から音を出すには、デジタルデータをアナログの信号に変換してアナログ機器であるヘッドホンやイヤホン、スピーカーに送る必要があります。
ここで役割をなすのが"デジタルアナログコンバーター"と呼ばれる機材です。
一般的には"DAC"という略称で呼ばれています。
その名の通り、デジタルデータをアナログ信号に変換し、アナログ端子から出力することでアンプ等に音を渡す役割をしています。
で、DACアンプというのはその"DAC"と"アンプ(アナログ信号を増幅する機材)"が合わさった、比較的新しいタイプの機材というわけです。
この"Sabaj Da3"の特徴を見ていきましょう。
メーカーは"Sabaj"。自分はずっと読み方がわからず「サバジ」かなー?とか予測していたのですが...
正しくは「サーバイ」だそうです。
中国のメーカーで、さっきも書いた"有名かつ信頼のおけるメーカー"とは少し違うメーカーとなっています。比較的無名かつ信頼度もそこそこのメーカー、というべきでしょうか。
中華オーディオ好きの中では"Sabaj"は有名かつ信頼のおけるメーカーといっても過言ではないほど有名(怪しすぎるメーカーがほかにもたくさんあるため)なのですが、一般的に音楽を聴いている層にはなじみがない人が多いでしょう。
じゃあなんでそんな怪しそうなメーカーの怪しそうな製品をわざわざ使うの?
と思われることでしょう。
それは"同等のスペックを持つ有名メーカー製品に比べてはるかに安い"からなんですね。
例えばこの"Sabaj Da3"のスペックですが、簡潔にまとめると以下のようになっています。
PCM768kHz/32bit、DSD512までネイティブ再生対応
OLEDディスプレイ搭載
2.5mmバランス接続端子搭載
となっています。
上から順に説明します。
PCM768kHz/32bit、DSD512といわれると呪文のように聞こえるかもしれません。
これをわかりやすくかみ砕くと
世間ではやっている"通常"の"ハイレゾ音源"より数段上の音質の良さ(理論上)をもつ音源を、そのままの音質で再生できる、ということです。
あまりわかりやすくありませんね...
まあとりあえず、一般的な音源よりはるかに音が良い(理論上)ということです。
(理論上)というのは保険をかけているわけではなく実は重要な部分なのですが、ここでは説明を省きます。
さらに長くなるので。
次、OLEDディスプレイ搭載。
これはスペックと直接関係はないのですが、画面がついてたほうが見やすいでしょって話。
ちなみにディスプレイがついているDACアンプは高価なものが多く、その点を踏まえてスペック一覧に入れてみました。
最後。2.5mmバランス接続端子搭載について。
通常のイヤホンやヘッドホンは3.5mm、3極のアンバランス端子と呼ばれる端子で接続をします。
これを2.5mm、5極の端子で接続することにより音が良くなる... と言われている接続方法及び端子がバランス接続端子です。
必ずしも音が良くなるわけではないですが、確かに3.5mmの時と音は違います。
重要なのはこれがついていることによって機材遊びの幅が広がるということです。
以上。
さーつらつらと書き連ねてしまいましたが、ざっと見てみて凄そうということだけ伝わっていれば幸いです。
んで、これを"有名かつ信頼がおけるメーカー"製から買おうとするとおそらく、おそらくですが3万以上はします。
これを1万ちょっとで出してくるのが中華オーディオ。
ね、安いでしょ?
いうなれば、1万のメロンと同じ味のメロンが中国産だと5000円!!!
みたいな感じ。
こういうところにロマンを感じる人はガンガン沼に落ちていくわけですね。
あ、Sabaj Da3のレビューも書いておきます。
まずは各音域について。
高音域
かなりはっきりしていて解像度が高い、抜けるような高音域が手持ちのすべてのイヤホンヘッドホンで楽しめました。
電子音楽もアコースティックな曲も行ける感じでした。
刺さりはない。つまり高音域はよい。
中音域
まあまあ出てる。全体的にぱっきりと解像度の高い音が出るので、ぼやけたり眠い音になったりはしていない。
ただし、ボーカルがガンガン前に出てくる感じのチューニングではなく、ここら辺に関してはフラットなバランスなのかと思う。
出ていないわけではないので及第点。
ボーカルが主役じゃないと死ぬよね、みたいな人はダメかも。
低音域
量感という面では一番微妙かも。
所謂ドンシャリサウンドではないので、どんどん沈み込むような低音域はない。
ただし、先も書いた通りぱっきりした音なのでキック感の強い、スピード重視の低音が鳴る。
私は好みの音ですが、嫌いというか低音域足りないよ、と思う人は絶対に一定数いる。
こんな感じ。
音場については広い気がする。ある程度は使うイヤホンヘッドホンによりますが、360度広がっていく感じがします。音に包まれてる~!!!って感じですかね。
定位感については私自身どんなものかがよくわかっていないのでノーコメで。
ただし、この楽器こんなで位置で鳴ってなくない?とかボーカルの位置おかしいんだけど!!!
みたいな違和感は一切ない。
総じて完成度の高い品ですね。
いかがでしたか?
かなり長い文章になってしまいましたが、最初だけです(多分)
以降の中華オーディオ関連の記事はもっと簡潔に書くつもりですので、これからもよろしくです。
それでは。